背景

社会的市場経済

基本法は特定の経済体制を規定しているわけではないが、社会国家の原則を明記することにより純粋な自由経済を排除している。ドイツ連邦共和国が1949年に建国して以来、社会的市場経済がドイツの経済政策の基底を成してきた。それは純粋な市場経済と社会主義との中間の途を行こうという試みである。社会的市場経済が考案され実現されたのは初代経済大臣で後の連邦首相、ルートヴィヒ・エアハルトによってである。その基本構想は市場経済の自由原理に基づくが、これを社会政策による調整措置で補充するのもので、一方で市場の諸力の自由な動きを原則的に可能にし、他方では国家がリスク防衛のための社会的ネットを保障するのである。

経済政策

連邦制のもとでは、経済・財政政策の策定および調整は、連邦、州および市町村共同の任務である。この3者は様々な委員会や審議会の中で共同で作業にあたる。これに加えて連邦政府は、独立した経済学者の助言を受ける。毎年一月、連邦政府が連邦議会と連邦参議院に年次経済報告を提出する。この報告書では、その年に連邦政府が達成しようとする経済・財政政策目標と経済・財政政策計画の基本的特徴をも明らかになる。ドイツにおける経済生活が機能するための前提は競争制限禁止法によって保護される自由な競争である。

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見本市の国ドイツ

150に及ぶ国際見本市の開かれるドイツは、商品市場として国際的にきわめて重要な国である。各分野で世界をリードする見本市のうち、3分の2はドイツで開催される。重要な見本市イベントとしては、たとえば最先端の産業見本市として定評のある毎年開催のハノーファー見本市(国際産業技術見本市)や、2年毎に開かれるフランクフルト・アム・マインの国際モーターショー(IAA)がある。情報技術の分野では、ハノーファーの国際情報通信技術見本市(CeBIT)や、ベルリンの国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)が主要な見本市として挙げられる。またベルリンでは毎年、ツーリズム業界が国際ツーリズム・マーケット展(ITB)に集う。国際緑の週間は、ベルリンで開催される食品と農業のためのユニークな展覧会であり、来訪者は味覚の楽しみを味わうことができる。書籍の分野では、毎年10月に開催されるフランクフルトのブックフェア(国際書籍見本市)が、この業界にとって世界最大のイベントである。ケルンのフォトキナは、イメージ、イメージ技術、イメージ・メディアをテーマとする。ドイツ産業展示見本市委員会(AUMA)は、ドイツの見本市分野を代表する団体であり、ドイツの見本市の力を国内外で強めることを主な使命としている。AUMAは、連邦政府が支援する年間およそ230に及ぶ輸出プラットフォームなど、ドイツ産業の外国における見本市活動をコーディーネートしている。AUMAに結集する見本市主催者たちは、年200を超える見本市を国外の主要な成長地域で開催している。

auma.de