背景

バウハウス

バウハウス(1919−1933)といえば、古典的近代の芸術、デザインおよび建築の学校として名高い。ヴァルター・グロピウスの創設になるこの大学は、 当初はワイマールにあったが後にデッサウに移る。バウハウスの芸術家や建築家は明快で斬新かつ時代に即した様式を生み出し、その影響は今日まで様々な形で 受け継がれている。代表的な作家にはミース・ファン・デア・ローエ、ライオネル・ファイニンガー、オスカー・シュレンマー、ゾフィー・トイバー=アルプら が名を連ねる。

フランクフルト・ブックフェア(国際書籍見本市)

フランクフルト・ブックフェア は1949年以来毎年秋に開催さ れ、書籍業界にとっては格別重 要な国際的年間行事である。こ のブックフェアは、ドイツ書籍 取引平和賞の授与でクライマッ クスに達する。これまでの受賞 者にはバーツラフ・ハベル、ホ ルへ・センプルン、スーザン・ ソンタグらが名を連ねている。 2005年からは、ブックフェア 開幕の際に、ドイツ語で書かれ た最も優れた小説に対してドイ ツ書籍賞が授与されている。

→ buchmesse.de

ベルリン演劇祭

ベルリン演劇祭は、ベルリン芸 術祭の一環をなしており、ドイ ツで最も重要な演劇祭である。 1964年から毎年5月に、一シー ズン約400の舞台の中から審査 員団によって選ばれた「注目す べき舞台」10本が上演されてい る。またこの演劇祭では、新進 劇作家に対し、新作を「演劇市 場」で発表する場を提供してい る。

berlinerfestspiele.de/theatertreffen

公共放送と民間放送

ドイツの放送(テレビとラジオ)には、組織的にも財政的にも全く異なる二つの形態がある。民間放送の財源はそのほとんどが広告収入である。公法に基づく放 送はその財源を受信料と広告で賄っており、法で定めた番組編成規定に従わねばならない。州単位で置かれた公法に基づく9つの放送局が形成している連合体に ドイツ公共放送連盟(ARD)があり、「第1ドイツテレビ」(ダス・エルステ)というチャンネルを共同運営している。しかし加盟各局独自のテレビ及びラジ オ番組も放送している。もうひとつの公共放送「第2ドイツテレビ」(ZDF)はローカル番組とラジオ番組は制作していない。このほかの公共放送として、ド イツ・ラジオもある。

報道と表現の自由

諸官庁がジャーナリストに情報を与える義務を負っていることも、ドイツにおける情報の自由の重要な要素である。出版に関する法律は各州の出版法により規定 されている。出版物に奥付を記載する義務、ジャーナリストの注意義務と証言拒否権などである。出版社やジャーナリストたちの自主監視機関として「ドイツ出 版・報道評議会」があり、ジャーナリストに課せられた注意義務や倫理規定への違反を監視している。

州の文化主権

ドイツにおいて16の州が最も独自性を発揮できるのは文化である。基本法も文化に関しては連邦にごく僅かな権限しか与えていない。ほとんどの文化施設を州 と自治体が運営しているのはこのためである。文化の営みがこのように各州独自であるため、全国各地に文化の中心地が誕生した。比較的小さな町でも国際レベ ルに相当する文化事業が提供されている

文化_メディア担当の国務大臣

ドイツでは文化が州の所轄であるため、連邦に文化省は置かれていない。国の文化政策の調整には、連邦首相府の文化担当国務大臣があたる。

通信社

ドイツ最大の通信社はdpa通信(ドイチェ・プレッセ・アゲントゥア)。AFP、ロイター、APと並んで、国際的な主要通信社なひとつである。

連邦文化基金

連邦文化基金は2002年に設立された機関で、ドイツ全国および国外でも活動している。個々の目的に合った助成活動を通じて、主として21世紀に芸術・文化が直面する課題と取り組んでいる。連邦文化財団の本拠地はハレ/ザーレである。